沖縄でコーヒーを楽しむための試行錯誤

 私は沖縄在住なのですが、沖縄でコーヒーを楽しもうとすると色々と苦労することがあります。


 コーヒー豆のショップはまあ普通にあるのですが、グアテマラならSHBとか、ブラジルならNo2とかのグレードまでしかおいてない事が大半で、各農園のプレミアムラインを置いてあるところは少ないという事(少なくとも私の周囲では見た事が無い)。
 かと言って、通販を頼ろうにも送料の問題があり、送料が無料になるラインを超えようとするとそれなりの量を頼まなければならなくなります。
 基本的に焙煎後の豆は二週間程度が風味を保てる限度と言われており、送料無料で頼まなければならない量を二週間で消費するのはかなりきつい。


 こういった諸々を解決するためには、生豆を購入し自分で焙煎をするという手段しか残りませんでした。
 生豆の状態ならかなり長期間保存がきき、自分で焙煎する訳ですから調整も自在。そして各農園のプレミアムラインとか、COE豆とかも充分現実的に購入が可能です。
 まあ、特に焙煎機の導入コストが決して安くは無いですし、自分で焙煎する手間も必要になりますが、それでもこれ以外の方法は問題点が多く、個人的には現実的ではありませんでした。
 私が使用しているのはBehmorというメーカーの焙煎期で、購入してからもう少しで6年ほどになりますが、一度も故障することなくしっかりと動いています。
 それを考えると、焙煎する手間さえ許容できるならば、金銭的な元は充分取れると思います(生豆を買う方が圧倒的に安いので)
 豆の購入については生豆本舗さんを利用しています。
 取り扱う豆の種類、価格、送料無料ラインの使いやすさ等総合的に考えると、ここが一番使いやすかったです。

 

 近所に良い豆のお店が無い、焙煎豆の通販利用は地理的に厳しいというような方は、こういう方法もある(そして意外と現実的)というお話でした。

PCの実使用に影響する性能3要素

 PCといいますかいわゆる計算機全般において比較するときに、使う上で明確に影響するという性能について、意外と重視されないものがあると感じるので今日はそのことを書いてみたいと思います。
 私が今のところ3つの要素がそれぞれ等分に影響していると考えており、PC単体の性能(演算能力)、入力機器の性能、表示機器の性能です。

 

1.PC単体の性能(主に演算能力)
 これは誰しもが重視するでしょうし、一番わかりやすい性能です。通常使用においてはCPU、メモリ、グラフィックボード(以下GPU)、記憶装置(HDDやSSD等)あたりが影響大です。
 もっともこれらを十分に動かすためにはマザーボードや電源、PCケースやCPUクーラーを含めた冷却機構の質も重要になってくるために、実際には軽視して良いパーツというものはほぼ有りません。
 一昔前はゲームをやらないならGPUは拘らなくても良かったのですが、最近は多くのソフトウェアでGPUを演算に利用する作りになっているので、かなり広い領域において重要になりました。
 記憶装置もHDDしか無かった時代は、性能と言えば記憶容量と信頼性の部分が大きかったのですが、SSDの登場でPCの動作速度に如実に影響するようになっています。
 もちろん全てにおいて最高品質とするべきでは無いですし(お金がいくらあっても足りない)、用途に合わせてある程度の取捨選択は出来るのですが、それはあくまで必要最低限の品質は確保することが前提になります。
 あまりに思い切った割り切り方をすると思わぬボトルネックに見舞われる事になりかねないので、結局は局所的に豪華にするよりも全体のバランスを取った方が高性能になることが多いです。

 

2.入力デバイスの性能
 PCを操作する為の信号を入力する機器で、マウスやキーボードがこちらに入ります。
 また、ゲームをする上での各種コントローラ、イラストを書く為のペンタブレット等もこちらに入りますし、映像編集や音声編集のための専用入力機器などもこちらです。
 この項目になると一気に重視する人が減り、結構な人がPC本体購入時に付属のマウスやキーボードで済ませてしまいます。
 ですが、ここはPC単体の性能と同じくらい重要な項目ですし、場合によっては一番変化を感じやすい機器でもあります。
 また、キーボードやマウスはどんなに高くとも2~3万円以内には収まりますし、1万円も出せば結構高性能なものを選べるので、コストパフォーマンスが高いジャンルだと思っています。
 大抵のデスクトップPCを買うとマウスやキーボードが付属でついてきますし、ノートPCだとそもそも一体となっています。なまじそれらで殆どの操作を行えてしまうために、ここにお金を出すという感覚が無い人が多いのかもしれません。
 しかし、高性能なキーボードやマウスを使うと、これまでが何だったのかと思うほどに入力や操作の効率が変わります。
 私が使用しているのはキーボードは現在はsteelseriesのApex PRO、マウスはロジクールのG604ですが、どちらも非常に優れた機器だと思ってます。
 Apex PROは打鍵の速度もさることながら打鍵時のストレスが非常に少ないですし、ゲーム等に流用した場合も非常に高い性能を示してくれます(というか本来そちらが主目的)。
 マウスのG604は備えているボタン数がかなり多く、これに各種機能をアサインすると本当に便利です。
 現在私は、G604に備わる親指ボタンだけでタブを閉じる、アプリを閉じる、デスクトップの表示、別ウインドウで開く(CTRL+左クリック)、閉じたタブの復元を行うことが出来ます。
 更にワンボタンで違う設定に瞬時に切り替え可能ですし、ソフトウェアごとに設定を切り替えるなんてことも出来たりします。
 イラスト用のペンタブレットやその他の専門の入力機器は一般的には殆ど縁が無いでしょうが、マウスやキーボードを使わないなんてことはあり得ないですし、むしろ誰もが長時間操作するものなのですから、ある程度の投資をすることをお勧めしたい項目です。


3.表示機器の性能
 PCの映像を表示するディスプレイがここに当たります。これはマウスやキーボードほどではないにしろ、やはり拘る人が少ないと感じる項目です。
 特に最初からセットになってるPCを買ったり、一体型のPCを使っている人はよりその傾向が強いと感じます。ですが、ここの性能もてきめんに作業効率に影響します。
 重要な項目は大きさとディスプレイの数、次いで画面の表示品質や機能となってきます。
 画面の大きさは一定の大きさまではほぼ比例関数的に作業効率に影響すると思っています。現在の環境では概ね23型~27型くらいが境界でしょうか。
 それ以上になるとより大きくしても影響度は下がっていきますが、それでも32型までは恩恵を感じられやすいでしょう。
 逆にディスプレイを小さくしていくとてきめんに効率が悪化し、13型を切る小ささになると割り切っていても通常使用はかなり厳しいです。
 もっとも、大きすぎると今度は視線移動だけでは画面全体をとらえられず、首を振らなければならなくなるので大きすぎるのも問題になります。何事もやり過ぎは良くないという事でしょう。
 もっとも画面を大きくするとその分ディスプレイからの距離を取れるようになるので、かなり大きな画面を使うのは目の疲れ軽減という意味で結構有効だったりします。
 表示解像度について、FHDや4k等は基本的に作業効率という意味ではほぼ関係が無いと言ってよいです。
 むしろ、画面が大して大きくないのに4K解像度にする方が、表示領域の関係で効率を悪化させます(文字が小さくなりすぎる等)。
 特に高解像度に対応してないアプリケーションは非常に使い勝手が悪くなるので、4Kにするならば最低でも32型くらいはあった方が良いと思います。
 表示解像度はディスプレイの大きさに応じて適切なものを選択するべきものであり、画面の大きさを考えずに表示解像度だけを考慮してもさほど意味はありません。
 どうしても画面が小さくならざるを得ないラップトップPCでも、ある程度の作業性を確保したいのならば13.3型以上にしておく方が無難です。
 10型を切る場合は、基本的にコンテンツの消費は何とかなっても、何かを作成する作業は、それが軽微なものであっても人によっては困難と判断するレベルになります。
 色の正確性や輝度等の表示品質に関わる部分は、人によって重要度が大きく変わりますので、一概に影響が大きいとは言えない部分です。
 例えば動画のカラーグレーディングや写真の編集、イラストの作成等を行う人にとっては最重要項目ともなるでしょうが、多少色味が不正確でも、テキスト主体の入力を行う人ならば大して問題にならないといった感じです。
 また、表示品質のクオリティを追及するとディスプレイの価格が跳ね上がるために、本当に必要かどうかをしっかりと考えた方が良いです。
 同じ大きさ、同じ解像度でも2倍以上価格が違うなんてことは当たり前で、むしろ2倍程度で収まればかわいい方です。
 3~4倍違うこともザラですし、下手をすると10倍以上、特殊な製品なら100倍以上違うなんてことにもなりかねないので、きちんと自分に必要なスペックを把握するべきでしょう。
 いやいやご冗談をとか、流石に100倍は盛りすぎでしょと言う方は、「マスターモニター sony」あたりで検索してみてください。
 多分値段を見たら、0の数が間違ってない?と言いたくなると思います(何せ軽く100万円超えてるものがごろごろしてますので)。
 ディスプレイの数については、1枚と2枚の間に超えられない壁があると感じます。
 ここから3枚目あるいはそれ以上を追加するかは使い方や考え方次第だと思いますが、殆どのケースにおいてディプレイが2枚あるというのは大きく作業効率に影響すると感じます。
 例えば調べ物をしながら文章を書く、HTML等のコードの記述と実際の表示や動きを見比べる、PC上のファイルの移動等の操作等、本当にあらゆるところでディスプレが二つあると全然効率が違います。
 私は42型の4Kテレビをメインディスプレイ代わりに、27型のディスプレイをセカンドディスプレイとして利用しています。

 

 以上のような感じです。
 PCの性能というと1の項目ばかりが話されます。最近聞かれるようになった、スマートフォンタブレットの性能が上がったからPCは要らなくなる、というような論調もこの1のみを重視している考え方だと感じます。
 ですが、2や3の項目の性能も極めて重要であり、そこが劣っていればとても作業効率が落ちてしまうことは認識した方が良いと思うところです。
 例えばスマートフォンで言えば、ディスプレイはどんなに大きくても7型を超えるということはまずなく、極めて狭い表示領域しかありません。
 また、タッチパネルによる操作は決して万能な操作方法ではなく、長時間の操作にもあまり適していません。思っている以上に人の手は重く、疲れやすいのです。
 文字入力する際には文字盤を画面上に表示させなければならないために、ただでさえ小さい表示領域が更に小さくなりますし、得意でない操作を行おうとすると途端に効率が落ちます。
 1000字程の文章を入力するのは、PCで23型ほどのディスプレイとキーボードを使えば(タッチタイプができる場合は)特に苦もなく行える作業ですが、スマートフォンではどれだけ慣れようとかなり大変です。
 表示領域のせいで文章の全体が確認し難いですし、タッチパネルによる入力はタッチタイプが極めて困難で、入力領域にどうしても視線を奪われてしまうからです。
 PCを含めた様々な計算機器の性能を考える時、演算能力だけではなく入力機器やディスプレイも重要であることを、しっかりと考えたいものです。

Dyson v10 fluffyを使った時の感想

 私は数年前、以前の職場の掃除でDyson V10 Fluffyを一定期間使用した事があるのですが、使ってみて何でこんなものがあんなに評価されてるの?と疑問に思ったことがあったので、今更ながら書いてみます。
 個人的な印象として、会社としての最初に出した掃除機ならばともかく、長年作り続けてこの構造ならば落第レベルだと思ってます。それくらい構造的に問題があります。
 なお、ある程度時間が経っているので現行バージョンではない可能性がありますが、その点はご留意ください。

 

1.重量と持ち手の場所の問題
 まず、明らかに掃除機として重量が重すぎますが、これはまあ吸引力を重視した、サイクロン機構を重視した、という主張はあろうかと思います。
 ですが問題なのは、それだけ重い機種にもかかわらず持ち手がその一番重い本体の直下にあるということです。
 これだとただでさえ重いのにその重量がより持ち手にかかる上、姿勢として力を発揮しにくい(疲れやすい)姿勢で保持しなければなりません。また、重心も上がるために扱いにくく、余計に疲れやすく感じます。
 取っ手を本体の上側もしくは後部につける、サイクロンを含む本体の重い部分をもう少しヘッド側に押し出すといった工夫だけでも、重量感や扱いやすさはだいぶ変わったはずです。
 デザイン優先でしょうかね?

 

2.トリガーの問題
 まず、掃除機で稼働がトリガー式という時点でどうかと思いますが、百歩譲ってまあ思想の違い、好みの問題で片づけてもいいでしょう。
 ですが、トリガー式にしているのにそのロックボタンがないのは、全く掃除する人の事を考えていないと言わざるを得ません。
 確かに、トリガー式でロック構造のないもの(電動工具等)は存在しており、例えばインパクトドライバーや電動ドライバー等がそれにあたります。
 ですがそれは、むやみに動き続けていると作業する上で問題があったり、危険だったりするからです。
 またそういった工具は、連続使用時でも駆動させている時間が止まっている時間より短い事も多いので、総合的に考えてロックボタンが要らないよねとなるのです。
 掃除機を使うシーンを考えたとき、連続使用している場面では明らかに稼働させている時間の方が長く、動き続けていることで大して問題を引き起こすようなものでもありません。
 まあ強いて言うならば電池の持ちが悪くなるくらいですが、そもそもこの掃除機を電池切れになるまで使うというのは重すぎてあまり現実的ではないので、問題になるとは思えません。
 ON/OFFをボタンやスイッチで切り替えるタイプの方が圧倒的に理にかなってますし、トリガー式にするならロックボタンは必須だと考えます。
 掃除機をかける時に、ずっとトリガーボタンを引き続けていなければいけないということがいかにストレスかは、実際に使って掃除してみればすぐにわかることだと思うのですが。

 

3.持ち手の構造の問題
 トリガーボタンのすぐ下に大きなでっぱりがありますが、これが極めて不快です。
 おそらくトリガーを握ったときに下側になる指で上方向への支えになるようにという意図だとは思いますが、トリガーを引く指(私の場合は人差し指)にこするようにあたり、また動作上当てずに掃除することがほぼ不可能です。
 前述のトリガーロックボタンさえあればそこまで問題にならなかったと思いますが、無いので大いに問題となります。私は、数日使っただけで人差し指の中指側側面にマメが出来ました。
 なるべく当たらないよう色々と持ち方を工夫しましたが、どうにもならずその部分はマメの段階を超え硬化しているレベルまでになりました。
 もうちょっと人間工学的に考えて物を作ってほしいです。

 

4.ヘッドの動きが軽すぎる問題
 おそらく小回りがきくようにという意図でヘッドの動きを軽くしたのでしょうが、これがあまりにも軽くて直進安定性が悪すぎます。
 基本掃除機を使う場面は、狭くて障害物があるような場所よりも、ある程度の面積があって障害物が無いか、障害物があったとしてもそこまで問題にならない場所というのが多いでしょう。特に狭い場所はどは、そもそもヘッドが入らないでしょうしね。
 要は、小回りがきくよりも安定してまっすぐかけられる方が、実用上はメリットが大きいということです。
 そもそもV10は重量がかなりあるので、ヘッドの動きが軽かろうが大して小回りはきかず、やろうとしてもコントロールがしにくいですが(これはヘッドが軽すぎるのも影響してます)。
 纏めると、広い場所を掃除するときに掃除機をまっすぐにかける動作に慣れと集中力が必要で使い辛く、かといって狭い場所にも向いているわけではないという意味の分からないことになってます。
 ちょっと気を抜くとグネグネ曲がってかけることになるために、その重さとも相まって非常にストレスがたまります。
 本当にこのヘッドを設計した人は、実際に使用テストをしたのか疑うレベルです。

 

 こんな感じです。
 正直言って、掃除機としての基本的な設計自体がお粗末なんではと思うレベルで、これを絶賛したり高評価しているレビュワーは、実使用の場面においてはほぼ信用できないと思っています。
 利点はまあ吸引力が強いということなのでしょうが、逆に言えばそれくらいしかメリットはないのではないでしょうか。
 ちなみにその吸引力が発揮される場面としてカーペットの上があげられると思いますが、上記の重さと直進安定性の悪さの問題で、かけにくいことこの上なかったです。
 私はDyson以外にもSharpとマキタのコードレス掃除機を使ったことがありますが、上記のような問題はほぼ感じないです。
 まあマキタで使ったことのあるコードレス掃除機は14.4Vの方なので吸引力がちょっと弱いですが、Dyson V10 Fluffyとどっちを選ぶか問われれば、私は迷わずマキタを選びます。
 私のV10を使った感想としては、狭い範囲でしか使わない、頻繁に使わない、短時間しか使わない、という人には向いているかもしれないな、という感じです。
 まあそういった用途でも、Dysonのネガがそごまで表面化しないだけで、他のコードレス掃除機より使いやすいという訳ではありませんが(それこそマキタで良い)。
 ガジェット好きで所有欲を満たすためなら買ってもいいと思いますけど、普段の掃除を楽にしたいと思っている人ならば、悪いことは言わないから他の会社から選んだ方が良いと痛感した機種でした。

最近あった車の12か月点検の話

 12月の末頃に、某大手の車用品量販店に12か月点検を依頼しました。
 通常オイル交換は自分でやっているのですが、丁度時期が合っていたのでついでに依頼することにしました。
 そして、点検が終わって帰って来てから、あるオイル添加剤を入れようと現在のオイルの量を見たわけですよ。

 

 ……オイルレベルゲージの上限より遥かに上まで入ってるんだが?

 

 なんかの間違いじゃないかと思い数度抜き差ししましたが、やはりかなり上の方につく。これは誤差の範疇とかじゃなく、明らかに入れる量を間違ったと判断できるレベル。

 今まで自分でオイル交換する際は下抜きしていたのですが、それだと微調整は難しいので、この機会に上抜きできるポンプを買い抜き取ってみました。

 結果、1.5ℓ抜き取って添加剤を440mm入れて丁度適正範囲の中央位になったので、恐らく元は適正量(4.4ℓ)より1ℓ近く多く入っていたものと思われます。

 今後、この店にオイル交換は元より、点検とか車検も出すのは考えようと思った出来事でした。

ブログ開設について

 元々オーディオ関係のブログを書いていたのですが、そちらで色々と限界を感じはてなブログPROへアップグレードしたので、ついでにそちらの趣旨にそぐわない記事を書けるブログを作ってみました。

 DIY、音楽、本、ゲーム、デジタルガジェット等基本的には興味がある事を中心に書いていきますが、基本何でもありのブログにするつもりです。